"アレグロ" は "快活に、活発に、賑やかに"、"ヴィヴァーチェ" は "いきいきと" の意で、例えば シューベルトの 交響曲 第9番の 終楽章や、当サイトでは アマデイの 「海の組曲」 の 終楽章 や コルマネックの イ長調 コンチェルト など 曲の最後に活発に終る場面などで作曲者によるこうした速度指定があったりしますが、ジュリアーニ のこの曲は 短調でもあるところから、そうした イメージとは趣を異にしているようです。A,A,B,B,A,C,A,B,A の進行で、中間部の C が ホ長調ですが、全体としては ホ短調の曲で、なにか憂鬱というか やるせないような雰囲気を アレグロの早さで掻き立てているといったという印象です。