Antiche Danze ed Arie per Liuto

"Siciliana"

フィレンツェにて
 

「リュートのための古代舞曲とアリア」 第3組曲より
第3楽章 「シシリアーナ」  (レスピーギ作曲)

Antiche Danze ed Arie per Liuto "Siciliana"  (Respighi)

(弦楽合奏を マンドリン・アンサンブルで演奏、3'39"、MP3 : 3.3MB)
(写真は フィレンツェにて)

  しっとりとして美しく、悲しくないのにかなしく、寂しくないのにさびしい、"西欧の侘び寂びの極地" とも言ってよい曲ではないでしょうか。 この組曲の中でも最も有名な曲です。
 
  ハ短調。 A,A,B,C,C から A',A'',B',C',C'、そして A''',A''',B'',B'' と進みます。
 
  「ローマの松、泉、祭」 の 3部作で知られる レスピーギ (1879-1936) が、図書館から埋もれた古い楽譜をあさって作った組曲のひとつだそうで、この 第3組曲は 1st・2nd の ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ベースの弦楽5部編成の曲で、この曲も彼に掘り起こされる前までは全く無名だったそうです。
 
  なお、ここでは マンドリン・アンサンブル で入力していますが、ギター・パート は原譜の チェロ および ベース・パート のものをほぼそのまま演奏しています。なお、レスピーギの楽譜通りの弦楽合奏、そして バッハの 「シチリアーノ」、フォーレの 「シチリアーノ」 も Upしてありますので、お聴きください。