Aux Arènes

 

闘牛場にて (マチョッキ作曲)

Aux Arènes (Machiocchi)

(マンドリン・アンサンブル、2'46"、MP3 : 2.5MB)
(写真は スペイン : ミハスの闘牛場入口)

  昔の ヨーロッパの コメディ・タッチの映画の音楽にでもあったような軽快な印象の曲で、闘牛場とはこういう所だったの? と思わせるものがある曲のように思います。
 
  イ長調、4分の2拍子。 フォルテ の 頼もし気で 重い感じで始まるものの、イ短調の ピアノ になっても どこか 心が弾んで いそいそとした期待感のようなものがあり、イ長調に転調して さらに開放感が出るなど、全体に 力強さと軽快さが混じった、お祭り気分が支配している曲といった印象があります。
 
  私自身 闘牛場へ入ったことがありませんが、例えば歌劇 「カルメン」 の 「闘牛士の歌」 の歌詞などから伺える闘牛場には、日本人などから見て凄惨さもある場所のように思いますが、この曲を聴くと、本場では楽しく心を浮き立たせる場所なのかも知れないという気がします。