グノー の アヴェ・マリア (グノー作曲)
Ave Maria (Gounod)
(女性2部合唱 と ピアノ、2'32"、MP3 : 2.3MB)
(写真は ヴァチカン:サン・ピエトロ寺院:ミケランジェロ作 ピエタ像)
歌劇 「ファウスト」 などで知られる グノー (1818-1893) が バッハの 平均律クラヴィーア曲集冒頭の 前奏曲 の上に主旋律をつけたこの曲は、「カッチーニの アヴェ・マリア」、「シューベルトの アヴェ・マリア」 と並ぶ "3大アヴェ・マリア" のひとつとして良く知られた曲です。ピアノが登場する時代以前の チェンバロや クラヴィコードなどの鍵盤楽器、すなわち クラヴィーアのための、バッハによるこの曲集は ピアノを学ぶうえでの "旧約聖書" といわれるほど重要なものとなっており、グノーの力量は もちろんのこと、そうした いわば土台の良さが、こうした 気高く清らかで、感動的な盛り上がりを見せる名曲を生んだとも言えるのだと思います。なお、"平均律" とは、ウィキペディアによると 「1オクターブなどの音程を均等な周波数比で分割した音律で、1オクターブを 12等分した "12平均律" を指すことが多い」 とあります。この演奏は、マンドリン2台と ピアノによる演奏用 に作った トレモロ譜 をそっくりそのまま、マンドリン・パートのみ MIDI上の "女性合唱 (No.92 Choir Pad)" という "楽器" に替え、演奏させたものです。