シューベルト の アヴェ・マリア (シューベルト作曲)
Ave Maria (Schubert)
(女声2部合唱と ピアノ、2'24"、MP3 : 2.2MB)
(写真は ベルギー: ブリュージュ: 聖母教会内の ミケランジェロ作 聖母子像)
「カッチーニの アヴェ・マリア」、「グノーの アヴェ・マリア」 とともに "3大アヴェ・マリア" のひとつ数えられていますが、その中でも シューベルト自身の知名度の高さもあって、最も ポピュラーな名曲です。 サラ・ブライトマンが ウィーンの シュテファン教会、そして奈良の大仏前での コンサートの、いずれも最後にこの歌を歌っている映像がありますが、さすが透明感の高い歌唱ですね。この曲は、元々 「アヴェ・マリア」 として作曲された宗教曲ではなく、ウォルター・スコットの叙事詩 「湖上の麗人」 のドイツ語訳に曲付けされた 「エレンの歌 第3番」 という、いわば普通の歌曲だそうですが、それがこうして 「アヴェ・マリア」 として歌われるのも素直に納得されます。ト短調、4分の4拍子。 1拍毎に6分割された (6連音の) ピアノの分散和音に乗って、清らかな魂が静かに彩雲の中を浮遊してでもいるかのような旋律が流れます (なおこの MIDI入力では音符を倍に伸ばし、1拍 3分割としました)。この演奏は、マンドリン2台と ピアノによる演奏用 に作った トレモロ譜を、 他の 「アヴェ・マリア」 や、ヘンデルの 「涙の流れるままに」、「ハレルヤ・コーラス」 などと同様、 MIDI上の "女性合唱 (No.92 Choir Pad)" という "楽器" で演奏させたものです。