Fuge G-moll

ドイツ: ハイデルブルグにて

小フーガ ト短調  (バッハ作曲)

Fuge G-moll BWV.578  (Bach)

(オルガン、3'08"、MP3 : 2.9MB)
(写真は ドイツ: ハイデルブルグにて)

  英語で "The Little" の愛称がつけられた短い フーガ関連記述 で、 「トッカータと フーガ ニ短調」 と同様、ストコフスキーによる管弦楽への編曲でも知られている有名な曲ですが、フーガとしての親しみやすさはその 「トッカータと フーガ」 よりこちらの方が勝ると言っても良いものです。
 
  "小フーガ" と呼ばれているのは、他にも ト短調の "幻想曲と フーガ" や "大フーガ" があるためで、また確かに前奏もなく短いとはいうものの、堂々とした展開がなされたもので、その意味では "大フーガ" と言ってもいいものです。 また、フーガにぴったりといった特徴的な主題 (下記の楽譜) が分かり易さと親しみを感じさせるものとなっているのだと思います。

  ところで、この曲には主題が何回登場すると思いますか? ...9回しか聞こえないかも知れませんが、正解は (・・? です。
小フーガ冒頭の譜面