Suite Campestre 1

ベルギー: トルニー村
 

組 曲 「 田 園 写 景 」 (ファルボ作曲)

Suite Campestre  (Falbo)

第1楽章 夕べの踊り    Danze a Vespro

マンドリン・アンサンブル、第1楽章:2'48"、MP3 : 2.6MB)
(写真は ベルギー南東部: フランス国境の トルニー村にて <スライドショー>)



第2楽章 セレナテルラ   Serenatella
  
第3楽章 祭 の 朝   Alba di Festa
 
  序曲 ニ短調 で知られる ファルボの田園風景を写した作品。 "田園風景" と言えば先ず ベートーヴェンの 交響曲第6番 「田園 (Pastoral)」 が思い起こされますが、こちらの "Campestre (田舎、田園)" には "俗" というか "鄙 (ひな)" というか、土の匂いが感じられる点で、"Pastoral (牧歌、田園)" とはやはり違うのだなと思わされます。
 
  第1楽章は ト長調、4分の3拍子、アレグロ・コン・ブリオ。 「夕べの踊り」 という表題がついていますが、どういった意味合いで踊られる踊りなのか、表題音楽にしては、というか、表題音楽ゆえにその辺がむしろ難解な印象を受けます。 ただ、気分的には 「田園交響曲」 の やはり 第1楽章の 「田舎に着いたときの愉快な気分」 を人なつっこくした曲のような、あるいは ヴィヴァルディの 「四季」 の 「秋」 などに見られる農村風景に近いような印象を受けます。 ....それからこの曲には みずみずしさも含んでいるように感じられ、私個人的には どことなく東南アジアや日本の 田圃 (たんぼ) のある風景などまで イメージされてきます。