C a n z o n e t t a

ドイツ: ウィスバーデン

カンツォネッタ (メンデルスゾーン作曲、タルレガ編曲)

C a n z o n e t t a (Mendelssohn,Tarrega)

(ギター・ソロ、3'47"、MP3 : 3.6MB)
(写真は ドイツ : ウィスバーデンにて)

  メンデルスゾーン (1809-1847) の 弦楽四重奏曲 第1番 第2楽章で、それを タルレガが ギター独奏用に編曲したものです。
 
  アレグレット (やや速く)、4分の2拍子、イ短調の、基本的には 3部形式 の曲で、中間部は イ長調。
 
  速やめな割には物憂い雰囲気で始まり、長調に転換してからは 快活に躍っているかのような細かい 16分音符の動きが支配し、その後 8分音符の粗い動きがあった後、再び冒頭の短調の物憂い気分に返ります。
 
  短調と長調との対比が生きた曲ですが、そのどちらにも抑制が働いた曲で、長調部分の "心躍る" ような動きも 内面の密やかなもののように思われ、"カンツォネッタ (小唄)" とは それを意味しているのかなと思わせられます。