Intermezzo from "Cavalleria Rusticana"

イタリア農村部の景色
 

歌劇 「カヴァレリア・ルスチカーナ」 間奏曲 (マスカーニ作曲)

Intermezzo from "Cavalleria Rusticana" (Mascagni)

マンドリン・アンサンブル演奏、 3'18"、MP3 : 3.0MB)
(写真は イタリア農村部の景色)

  マスカーニ (1863-1945) が 1890年に一幕オペラ・コンクールに応募して第1位に輝いた、彼の出世作の オペラの間奏曲です。
 
  "カヴァレリア・ルスチカーナ" とは "田舎の伊達男気質" の意味で、シチリア島を舞台とした劇中、「俺が悪いんだから、殺されたって仕方がないさ」 という歌詞があるように 不倫の果てに決闘で死んでいった男の物語です。 多分死ぬだろうと分かっている決闘の前に 「母さん、この酒は強い酒だね」 と歌うところなどは、"人間の業" といったものを感じさせられて、何とも哀れを誘う場面だと思います。
 
  中でも 4分の3拍子、ヘ長調のこの間奏曲は特に有名で、静かだが激しく美しく、単独で演奏されることの多い曲です。 もちろん原曲は オーケストラ演奏ですが、我々も マンドリンへ編曲したものを、「椿姫」 の前奏曲 と同様、よく演奏したものです。
 
  なお メニューには載せてありませんが、この曲の ストリングス演奏版 も Upしてあります。 それと、マスカーニの作品では 歌劇 「仮面」 序曲 も Upしてありますので、お聴きください。