Air de Cherubin

from "Le Nozze di Figaro"


歌劇 「フィガロの結婚」より 「ケルビーノのアリア」 (モーツァルト作曲)

"Air de Cherubin" from "Le Nozze di Figaro"  (Mozart)

(マンドリンと ギターを含む弦楽での演奏。2'30"、MP3 : 2.3MB)
(写真は ザルツブルグにて)

  モーツァルト (1756-1791) の歌劇 「フィガロの結婚」 の 第2幕で小姓の ケルビーノによって歌われ、単独でも 「ケルビーノの アリア」、あるいは 「恋とはどんなものかしら」 と呼ばれる有名な アリアですが、ここでは 人声をマンドリン、そして ストリングス、ギターで演奏しています。
 
  少年 ケルビーノにより、あだっぽく、しかしやるせなく、落ち着かなげに歌われる アリアですが、伴奏とのからみが何とも面白い、"さすがモーツァルト" を感じさせる曲です。 なお テンポは大抵この演奏より遅めに歌われます。
 
  なお この歌劇の序曲、そして同じ モーツァルトの 三大歌劇の アリアから入力した曲として、「ドン・ジョヴァンニ」 より 「ドン・ジョヴァンニの セレナード」、「魔笛」 より 「パパゲーナ!、パパゲーノ!」 も Up してありますので、お聴きください。

  < 歌詞邦訳 >
 
  恋とはどんなものなのか、ご存知のご婦人方、僕の心の内に恋があるかどうかを見ていただけるでしょうか。 僕が感じていることを申し上げましょう。 が、初めてのことなので分からないのです。 胸には憧れに満ちたものを感じていて、それは時には喜びであり、時には苦しみです。 凍るかと思えば燃え上がり、またすぐに凍ってしまうのです。 自分を幸せにするものを探しているのですが、誰が持っているのかもどんなものかも分かりません。 ひとりでにため息が漏れ、悩み、胸はときめき、昼も夜も静まる時がないのですが、僕はこうして悩んでいるのが好きなのです。 恋とはどんなものかしら、教えてください、ご婦人方、僕の心に芽生えているかどうか。 僕の心に恋があるかどうかを。