Overture in D min

ギリシャ:サントリーニ島の日没
 

序 曲  二 短 調  (ファルボ作曲)

Overture in D min  (Falbo)

(マンドリン・アンサンブル曲のストリングス演奏、8'06"、MP3 : 7.4MB)
(写真は ギリシャ : サントリーニ島の日没)

  とっておきの名曲です。マンドリン音楽の中でも屈指の曲と言って良いのではないでしょうか。 特にこの曲を演奏したことのある人達には 忘れがたい曲 だと思います。
 
  暗い導入に続く 地を這うような暗雲の 第1主題 (この演奏で 1'17"〜) と、高く澄んだ光明の 第2主題 (2'13"〜) との対比、あるいは渦巻くような濁流の 第1主題と鏡のように透き通る水面の 第2主題との対比といった関係が、葛藤と平穏とを見事に表わしていると思いますし、それらをまたがる和音の動きが この曲を忘れ難いものにしていると思います。
 
  この曲が作られたのは日本では丁度 明治から大正に代る 1912年。 機械文明が本格化し、第1次世界大戦 (1914 -1918) も予見される頃の作品で、現代にも通じるそうした不安と癒しが顕されている音楽という気がします。
 
  なお、メニューには記載しておりませんが、この曲の マンドリン・アンサンブル演奏版 も Upしてありますので、そちらもお聴きください。