ど こ か で 春 が

ど こ か で 春 が (草川信 作曲)
Dokoka de Haru ga (Kusakawa)
(マンドリン・アンサンブル、2'24"、MP3 : 2.0MB)
(写真は 青森県 : 早春の奥入瀬川)
どこかで 「春」 が 生まれてる、
どこかで水が ながれ出す。
どこかで 雲雀 (ひばり) が 啼いている、
どこかで 芽の出る 音がする。
山の 三月 東風 (こち) 吹いて、
どこかで 「春」 が うまれてる。
1923
(大正12) 年3月に発表された 百田宗治 (1893-1955) の詩に 草川信 (1893-1948) が曲をつけたものです。
ハ長調、4分の4拍子。 短い歌ですが、詩といい曲といい 山に春が訪れようとしている様が髣髴
(ほうふつ) として、浅い春の気配と 本格的な春への期待感が、 五感で しかも ひしひしと、感じられる名曲ですね。 ....なお詩の文字を見ると、"春" に カギカッコがついていたり、"生まれてる" と "うまれてる" があったりで、その辺も味わいのあるところなのかも、です。