バレエ組曲 「くるみ割り人形」 より 「金平糖の踊り」 (チャイコフスキー作曲)
"Dance of the Sugar Plum Fairy" from "The Nutcracker" (Tchaikovsky)
(管弦楽、1'51"、MP3 : 1.7MB)
(写真は 神奈川県:藤沢駅前の クリスマス・イルミネーション)
バレエ曲 「くるみ割り人形」 は、クリスマスに プレゼントされた くるみ割り人形を兄に壊された女の子が、その人形を やさしく いたわったことから、王子様に変身したその人形に おとぎの国へ案内されるという、いかにも女の子が夢に描きそうな話で、その おとぎの国で色々と踊られる曲などが 8曲選ばれて組曲となっています。その中でもこの曲は、きらびやかで、可愛らしく あどけないような、あるいは おどけたようなところもあって、メールの クリスマス・カードの BGMなどにもよく使われる曲です。チャイコフスキーはこの バレエ曲を書く少し前に パリで初めて チェレスタ の音を聞き、早速この曲の主役として使用したものだそうですが、将に "金平糖が踊る" といった イメージそのものが表現されていますね。アンダンテ・ノン・トロッポ (ゆっくり、ほどほどに)、ホ短調、4分の2拍子で、弦の ピチカートに乗って チェレスタの金平糖が 愛嬌のある踊りを始め、たくさんの しゃぼん玉のようにあふれ出して上りつめると、今度はオクターヴ上げて また踊りだしますが、その動きは何とも可愛らしく楽しいものと言えると思います。なおこの 「くるみ割り人形」 からは 他に 「花のワルツ」 も Upしてありますので、お聴きください。