Beethoven
Symphony No.3 "Eroica" _4

交響曲 第3番 「英雄」 第4楽章 より (ベートーヴェン作曲)
Symphony No.3 "Eroica" _4 (Beethoven)
(管弦楽、4'38"、MP3 : 4.3MB)
(写真は ウィーン; 国会議事堂)
今年は 56年ぶりの東京オリンピックの年でもあるとともに、ベートーヴェン
(1770-1827) の生誕 250年という "ベートーヴェン・イヤー" でもあり、当サイトとしてはこちらに焦点を当て、交響曲 第3番 「英雄
(エロイカ)」の 一部分を Upさせていただくこととしました
(2020.1.1.記)。
この 「エロイカ」 については、演奏時間; 45〜50分かかる全4楽章のうち、既に第2楽章の 「葬送行進曲」 の "
マジョーレ (長調)" と書かれた短い部分のみを Upさせていただいておりますが、今回も同様に、変奏曲であるこの終楽章の 全体で約12分の演奏時間のうち、この演奏では第6変奏から最後までの約4分半を取り上げております。
変ホ長調、4分の2拍子。 下記演奏パネルで始まる第4楽章の序奏の後の主題
(冒頭から 12秒後)が様々な変奏を経て、第6変奏になってから オーボエの演奏によって一旦落ち着きをみせるものの、第7変奏
(この演奏で 1'31" 〜) になってから、力強く自信満々といったものに盛り上がったかと思うと、引っ込み思案といったものに変わり、最後には
(3'49" 〜) プレスト で突っ走るといった変化の激しい終わり方をします。
ベートーヴェンにはこの主題への思い入れがあるようで、この主題が最初に使われたのが 「プロメテウスの創造物」で、1801年。 そしてこの主題と同じものを基にした ビアノによる変奏曲が 1802年。 そしてこの交響曲 「エロイカ」 の完成が 1803年。 ピアノ曲も ベートーヴェン自身が作品番号をつけたほどの立派な作品ですが、後からできた交響曲が名を成したことで、遡って ピアノ曲にも 「エロイカ変奏曲」 の名がついたのだそうです。
なお当サイトには この交響曲に関して、 上記の 第2楽章の 「葬送行進曲」 の "
マジョーレ" の部分の演奏の他、関連記述として
「ショルティ」、
「エロイカ」、
「ベートーヴェンの時代」、
「ベルリン・フィル」 なども Upしてありますので、お読みいただければ幸いです。 また
第9番 「合唱付き」 第3楽章、
ロマンス ヘ長調、そして
マンドリンのためのソナチネ ハ短調、なども Upしてありますので、お聴きください。