From "Freischütz" Ouvertüre

 

歌劇 「魔弾の射手」 序曲  (冒頭部分)  (ウェーバー作曲)

From "Freischütz" Ouvertüre  (Weber)

(管弦楽、2'40"、MP3 : 2.5MB)
(写真は 鎌倉山の日没)

 今回、日本の歌となっている 「 秋の夜半」 を Upしましたので、"そのご参考までに" という意味で、その原曲である歌劇序曲の冒頭部分 (序奏部) だけを同時に Up するものです。
 
 ウェーバー (1786-1826) の 歌劇 「魔弾の射手」 (1821年初演) は 「狩人の合唱」 など有名な アリア、合唱がある ドイツ初期ロマン派の名作オペラですが、先ず思い浮かぶのがこの序曲冒頭の4本の ホルンによる "森のテーマ" の旋律ではないでしょうか。
 
 「魔弾の射手」 は、悪魔に頼って射撃競技で勝ちを得て 嫁取りを モノにしようとする男の物語で、この序曲も冒頭から魔物を思わせる暗い緊迫した雰囲気が表現されていますが、3ヶ月ほど前に Upした メンデルスゾーンの 「夏の夜の夢」 の 「夜想曲」 と同様、"森" を表現する ホルンが人間界・魔界の緊張とは別の自然界の穏やかさを表現しているようです。 また、その ホルンの演奏の前後の ミステリー・タッチの描写も 200年前のものとは思われない、というか、バッハ、ヘンデル時代から 60〜70年後のものとは思われない凄さがありますね。
 
 なお余談ですが、指揮者の カルロス・クライバー が、ウィーン・フイルとの リハーサルで、この曲の冒頭の入り方について、彼が 「皆、誰かが先に入るのを待つようにして」 と注文を出し、団員達が 「どういう意味だ。 どうしろって?」、「もし皆で譲り合ったら始まらない」 と互いに顔を見合わせていると、彼は 「先ず勇気のある人が入り、皆で忍びあって高めていくんだ」 と説明した、面白くも含蓄のある映像を思い出します。
 
  当サイトには ウェーバーの曲としては、ピアノ演奏の 「舞踏への勧誘」 を Upしてあります。 そして似たような曲として フンパーディンク作曲の 歌劇 「ヘンゼルとグレーテル」 前奏曲 の やはり冒頭部分、メンデルスゾーン作曲の 「夏の夜の夢」 夜想曲 も Upしてあります。