La Fête des Gnomes

 

ノ ー ム の 饗 宴  (ヘンリケス作曲)

La Fête des Gnomes (Henriques)

マンドリン5重奏、5'19"、MP3 : 4.9MB)
(写真は ヴェトナム・ハロン湾: ティエンクン鍾乳洞内)

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  "ノーム" (または "グノーム") とは、ディズニー・アニメなどの 「白雪姫」に出てくる 7人の小人達の モデルとなったと言われる、とんがり帽子を かぶった長い髭の小人の老人の姿をした "地の精" (大地を司る妖精) で、この曲は その "地の精" 達の楽しい宴を現わした曲です。
 
  ト長調。 序奏の後、A,B,A,C,A、そして コーダ(終結部) と続く ロンド形式で、全体に ほのぼのと穏やかな雰囲気のものとなっていて、最後は弱音で印象深い感じで消えていくように終わります。
 
  中身は、先ず 鍾乳洞のような特異な雰囲気を感じさせる 4分の4拍子の序奏の後、楽譜には 「ノーム達の懇親会」と書かれた、やや奇矯で明るく弾む 8分の6拍子の ロンド主題の A (この演奏で 0'46" から)、そして 「ブランル (舞曲)」 と書かれた、楽し気で優雅な印象もある ハ長調の B (1'29" 〜)、さらに A (2'26" 〜) に戻った後、「妖精達のワルツ」 と書かれた、 おっとりとした 4分の3拍子、ニ長調の C (3'09" 〜)。 再び A (4'17" 〜)に戻って、コーダは 4'58" 〜。
 
  余談ですが、この 7月10日、タイ: チェンライ郊外の タムルアン洞窟で 雨で水かさが増して 18日間も閉じ込められてしまっていた少年達 13人が全員無事に救出されました。 私は、たまたま数ヶ月前から今日のこの曲の Upを予定していましたが、もし救出失敗ということにでもなれば、”地の精” としては ”饗宴の自粛止むなし” のところでした。 ...救助員 1名の尊い犠牲があったので "心置きなく" とはいかないものの、ノーム達も喜び合って祝宴をしているのではないでしょうか (^.^) (2018.7.28.記)
 
  なお当サイトには、趣はだいぶ異なりますが似たような題材の曲として カラーチェ作曲の 「妖精の踊り」 も Upしてありますので、そちらもお聴きください。