小田原城の桜
 

花  (滝 廉太郎 作曲)

Hana (Taki)

(マンドリン・アンサンブル、2'10"、MP3 : 2.0M)
(写真は 神奈川県: 小田原城の桜 (2009.4.6.撮影))

 1. 春のうららの 隅田川、
のぼりくだりの 船人が、
(かい) のしづくも 花と散る、
ながめを何に たとふべき。
2. 見ずやあけぼの 露浴びて、
われにもの言ふ 桜木を、
見ずや夕ぐれ 手をのべて、
われさしまねく 青柳を。
3. 錦おりなす 長堤に、
くるればのぼる おぼろ月、
げに一刻も 千金の、
ながめを何に たとふべき。
 
 滝 廉太郎 (1879〜1903) が 武島羽衣の詩をもとに 1898 (明治31) 年に作曲した曲です。 ....春を愛でるに際しても、明治人の品格と気骨といったものを思わせるのと、現在の隅田川からは想像し難い往時の "江戸風 (?) の雅やかさ" といったものを感じさせる歌詞であり曲ですね。
 
 なお当サイトには 「荒城の月」 など 他の日本の唱歌 も Upしてありますので、お聴きください。