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 1997年 7月 〜 12月 の 今月のひと言 .

  私とギター  1997年 7月 1日

 身近で手軽でありながら ピアノ のように多彩な音の世界を繰り広げられ、しかも奥の深い楽器である ギター は、この楽器に少なからず触れた人には一生の友となり得るものでしょう。

ギター

 こう言いながら、私にはとても 「ギターを奏ける」 と言えるには程遠いものがありますが、ギター も一生の友と言っても過言ではありません。セゴビア や イエペス の演奏に始まり最近の様々な演奏の CD などが発売されており、いずれもが ピアノ などとは別の味わいの深さをもっていると思います。

 マンドリン との関係で ギター になじみが深く、レコード や CD など割に良く聞いてきたことと、ギター譜は MIDI でも比較的入力が容易であったことから、ギター曲も入力してきましたが、"ギター一筋" の方々にはどう聞こえるか心配です(^_^;)。

  合 宿  1997年 8月 2日

 先日 (7/19,20)、学生時代の マンクラ (マンドリンクラブ) で根子岳毎年夏に合宿をしていた長野県の菅平高原へ、当時の友人 10人で各々車に楽器を積んで、一泊の合宿をしてきました。

 「レナータ」、「アンポロ」、「糸杉」、「インヴォカ」、「バグダット」 など当時の懐かしい曲を皆で再現した分けですが、左手も右手も動かず、四苦八苦でした。

 実はこの合宿は昨年も同じ場所で行われ、すぐ近くの 根子岳(標高 2,207m )にも登ったのですが、昨年は、菅平の登山口から たかだか 1時間半程度で登れるこの山頂まで登ったのは 10人中 3人。 2年がかりで やっと今回、めでたく全員登頂というわけで、これらを含め互いに体力の衰えを嘆くとともに、日頃の不精を感じさせられた合宿でした (^_^)。

  1 周 年  1997年 9月 1日

 早いもので、私が ホームページ を オープン してから 1年経ちました。今までご覧いただいた方々、感想やご意見などをいただいた方々、また リンク を張っていただいた方々、大変ありがとうございました。

 この間、ネットスケープ も マイクロソフト・インターネット・エクスプローラ も2回もの大きな バージョン・アップ があり、その他、MIDPLUG やら VSC やら RealAudio やら SchockWave やら JAVA やらと、何かと技術も進化し、私自身それらについていくだけでも忙しい 1年でした。

 おかげで自慢 (!?) ではないのですが、肝心の MIDIデータ の方は結局 1曲も入力することがなく終わってしまった 1年でもありました (^_^;)。


  ショルティ  1997年 10月 1日

 マンドリン や ギター とは関係のない話ではありますが、ダイアナ妃 や マザー・テレサ の訃報が相次ぐ中で、「9月5日に サー・ゲオルグ・ショルティ (1912-1997) (参照: ウィキペディア) が亡くなった」 との記事が新聞で報じられました。「巨星墜つ」 と思ったのは私だけではないと思います。

マンドリンとギター

 思えば多くの人が ワグナー の 楽劇 「ニーベルングの指輪」 の全曲など、ショルティ の演奏には目を啓かれた思いがしたのではないでしょうか。 私も ボーナスで、かねてあこがれのこの セット (レコードではなく オープン・リールの録音テープで全曲 5万円位)を買った時には、"遂に買ってしまった!" という気がしたものでした。

 また一時、「エロイカ」 ( ベートーヴェンの 交響曲第3番 ホ短調 「英雄」 ) に”凝った”時期があったのですが、その演奏は、フルトヴェングラー は別格として、今でも ショルティ をもって最上と思っています。 メリハリ がきいた、力強い演奏で、それでいて嫌みのない、飽きない演奏でした。 84才 だったそうですが、惜しい人を亡くしたと思います (-_-)。

  デンバー  1997年 11月 1日

 またまた マンドリン や ギター とは関係のない話で、しかもまたまた訃報はありますが、「10月12日に ジョン・デンバー (1943-1997) が自分の操縦する飛行機の事故で亡くなった」との記事が新聞で報じられました。

 私が テレビ で彼を見たのはたった一回だけしかなかったのですが、それは大御所 フランク・シナトラ との共演で、白い スーツ で身を固めた貫禄の シナトラ の隣りで、ちょろちょろしていた ジーンズ姿 の デンバー はいかにも田舎のおにいちゃんという感じでした。

 しかし カントリー の味をもった彼の独特の フォークソング の透明さ、爽やかさ、健康感は代え難い気持ち良さといったものをもっていたと思います。この事件からも 「ひとつの時代が終わった」 という感をもつ方も少なくないと思います。 (-_-)。

  「第 九」  1997年 12月 1日

 日本人にとって年末の クラシック音楽 というと 「第九」 (ベートーヴェン作曲:交響曲第9番 「合唱付き」) ということになりますが、私もご多聞にもれず、結果的に コンサート には行かないまでも、CD ででも、この曲を聞かないで年を越したことはなかったようです。

ヴァイオリン

 私もこの曲については何枚かの レコード ないし CDを持っていますが、結局よく聞くのは、最近では フルトヴェングラー か、あとは ショルティ くらいに集約されてきてます。 フルトヴェングラーについては "その悠揚せまらぬ演奏があってこそ 「第九」だ" という気がどこかにあるのかも知れません。

 それに、そもそも、「浅薄だ」 と言われるかも知れませんが、日本人には、身についた季節感のようなものがあるせいか、ましてこの曲などは季節とは無関係ながら、やはりその季節、あるいは時期になると聞きたくなる曲とか演奏があるという気がします。 ...やはり年末などに "この1年" を振り返るには恰好の曲ではないでしょうか。

 (「第九」 といえば、 シラーの 「歓喜に寄す」 の合唱がある第4楽章が何かと取り上げられますが、私は全楽章を聴き終えた後、もう1回、第3楽章を聴き直すこともあるくらい、第3楽章には愛着があります。 ...ということで、下の演奏パネルでこの 「第九」 の 第3楽章の冒頭部分 (変ロ長調)(MIDI演奏の MP3録音) を添付しました。 お聴きになるには、この パネルを クリックしてください。)





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