当サイトに掲載されている マンドリン、ギター等の楽曲は MIDI、すなわち平たく言えば パソコン による ”電子音楽” で、演奏は全てその MIDI の技術で作成し、MP3 の形式で録音したものなのです。

 したがって、当サイトには 実演奏の録音は 1曲もありません。 曲の解説にも 指揮者や オーケストラなどの 演奏者名を記載していませんが、それは パソコン上で MIDIソフト を使って音符を入力し、テンポや音の出し方などを データとして設定・作成した私が、言うなれば演奏者だからです。

 また、ここに Upしてあります曲は、私が学生時代に 写譜 して手持ちしていた楽譜を中心に、自分で作曲・編曲したものや、一部 友人・先輩などからお借りした楽譜、そして市販の楽譜などを基にしたもので、著作権 の面では 権利の消滅した古い曲など、法的に クリアーされた曲に限定しております。

 全ての曲について 各曲の頁から MP3版、MIDI版のいずれをも ダウンロード (無料) できるようにしてあります。 MP3版はお手元の スマホや パソコンなどに入れて聴いていただくことが可能ですし、MIDI版は MIDIソフトを使用することによってご自分に合った演奏スタイルへの改変が可能です。

(なお、当サイトでは SSLの対応を施して、安全性を期しております。)

       
 
 私 の 流 儀 

私の MIDI歴   私 の 作 業   私 の 心がけ  
写 譜   写 真   プリントアウト   著 作 権

私の MIDI歴

 昭和の時代の終り頃はパソコンの能力はきわめて低く、音楽もいわゆるピコピコ音の時代でした。いい音を求めるには別に外付けの ハード音源 が必要で、MIDIソフトと同梱されて発売されたローランド社の「ミュージ君」は、そうしたセットで10万円位するものでした。

 後で調べたら、私がその「ミュージ君」を買ったのが 1990年12月24日、元号が昭和から平成に変わる 2週間位前のことでした。買ってすぐ ムニエルの「ヴェニスの謝肉祭」を入力して鳴らしてみた時の感動は忘れられません。以来、マンドリンや ギターの曲を中心に入力し、6年後の 1995年9月5日に インターネットに ホーム・ページを開設して以来 3週間に1度新曲を アップし続けてきました。  その間、「ミュージ君」のハード音源は、音質は変わらないままで YAMAHA社の XG音源(内部音源ソフト)に代わり、以来約20年、今や スマートフォンが主流の時代、パソコンも Windows10 の置き換わって久しい中、この XG音源 を動かせる WindowsXPパソコンと共に利用し続けてきました。 が、2019年10月には脳腫瘍の手術、2020年5月には脳梗塞を発症と、立て続けの不幸に見舞われ、折しもコロナ禍の侵攻と重なって、HPは休止。今日に至っております。

       

私 の 作 業

 現在 (2021年) でも Windows XP パソコン上で MIDIソフトSSW (インターネット社 「シンガーソング・ライター」)を使って、楽譜や印刷譜から パソコン画面に写譜し、テンポや音量などを調整して、パソコン・データとしての楽譜を完成させています (できたその データを 拡張子 ".mid" で保存したものが、当サイトでいう "MIDI版"です)。

  現在では、前記のようにどの パソコンでも クリックするだけで MIDI版を聴くことができますが、当サイトではそれを MP3形式で録音したもの、すなわち MP3版の方で聴いていただいています (なお MIDI版は受け手の側でそれを改変して楽しむことができ、また ご自分の気に入った音源で再生することもできますので、各曲演奏の頁から ダウンロードしていただく ".zip" ファイルに MP3版とともに同梱してあります)。

  そのための私の作業としては、やはり Windows XP パソコン上で録音ソフトの 「MP3・ジェット・オーディオ」 (ノヴァック社) を使って録音し、拡張子 ".mp3" で保存。 さらにそれを 必要に応じて 音質調整ソフトの 「サウンド・イット」 (インターネット社) で エコーをかけるなりして、やはり拡張子 ".mp3" の、当サイトでいう "MP3版" として完成さています。

  わざわざ古い XPパソコン上で入力と録音の作業をするというのは、マンドリン、ギターをはじめ楽器音の質感で合格点を与えられる ヤマハの XG音源 が、今ではだいぶ昔の 2003年9月に販売終了になってしまい、さらにそれが XPパソコン後の VISTAパソコン以降、互換性がなくなってしまったためです。 

  では、それにしても MIDI版だけでも足りる筈なのに、何故こんなに面倒なことまでして MP3版を Upするのか、...それは、圧倒的に多くの人が使っている Windowsパソコン標準搭載の MIDI音源 は、楽器音の質感が良くないため、私の希望としては MIDI版を 直接そのような音源を通して聴いてほしくないからなのです 。

  MIDI音源の中には、MIDI版を聴いて、今だに "これでも マンドリンの音か" と思われるほど 楽器音の質感に違和感を感じさせられるものが多く、残念ながら Windowsパソコンに搭載されている プレーヤー・ソフト の "メディア・プレーヤー" に使われている音源も こうした部類に属するものだと思います。

       

私 の 心がけ

 私は MIDIデータ作成上の いわば "姿勢" として、音の強弱や テンポなど、演奏に凝り過ぎないことを心がけるようにしてきました。

 ...と言うのは、MIDIソフトには テンポや音の強弱などの他に、実に様々で細かい設定機能がありますが、それらを細かく設定すると、ファイル・サイズが 格段に増えて重くなったり、後から修正・改変、すなわち "いじる" とか、メンテナンスするなども大変になったりしてしまいます。

 そして それ以上の大きな問題として、...インターネット上には非常に凝った素晴らしい MIDI演奏も数多くありますが、凝るほど かえって いやらしく感じさせられるものもあったりして、早い話、"いくら コンピュータの力を借りるからとはいえ、一介の素人が、一生を音楽に捧げ、激しい練習の成果として世に問うた プロの演奏を気取り過ぎるのは いかがなものか" と思うのです。

 ...自分で載せていながら矛盾するようなことですが、CDなどで市販されている曲で、しかも末永く愛聴したいと思える曲は、私のような者が機械的な制約のある MIDIで作った演奏ではなく、できるだけ世界的な演奏家の実演奏の CDなどを買って聴かれることをお奨めします。 一方的に聴くには、いわゆる "人口に膾炙 (じんこうにかいしゃ)" した演奏を聴くべきでしょう。

 ...もちろん一方で、機械を利用して作る演奏だから機械的な演奏で良いと思っている分けでもなく、また当HPは ただの素材提供の、あるいは曲名確認をしていただく程度に留まる サイトでもない積もりで、さらに MIDIソフトの進化により "凝る" ことの意味も変化していきますので、"演奏づくり" には この "凝り過ぎない" という "手抜き" も含めて (?) 私なりに最低限 "様(サマ)になる" 演奏を目指して取り組んでいる積りです (^.^;)。

 "凝り過ぎない" ということも "プロの実演奏を気取らない" と言う方が正しいのでしょうし、それにしても この辺は大いに議論のあるところだとは思いますが、結論的には "曲の最後まで聴いていただけるに足る演奏づくり" というというところでしょうか。

 
       

写  譜

 私は分の所属する マンドリン・パートだけでなく、後年皆で集まって演奏を楽しめるよう、合奏できるような形でできるだけ多く写しておこう」 と思って、手書きで 写譜してあったもの などを、最近再び データとして パソコンに "写譜" したというものなのです。

 ただ、それらは何代も写譜した楽譜から写したために、転記違いが少なくないのが難で、私が入力している データ も直しながら入力しているつもりですが、何ヶ所か ミスがあるかもしれません (^_^;。 また写譜にあたって貴重な スコア (総譜) を借りることも滅多にできないため、マンドリン・オーケストラ曲でも主要 4パートだけの データしかないものもありますので、ご了承ください (^_^;;。

       

写  真

 "聴いていただく" ための当サイトとしては 、本来 画面は若干退屈なくらいで良いと思っていますが、そもそもが "音楽好き" (?) だけを ターゲットにするものでもない インターネット上の サイトとしては、写真も無視できない ファクターとして位置づける必要性も考慮し、多くの頁で多少とも曲の理解に役立つと思われる範囲の写真を載せ、さらに いくつかの ページでは スライドショー も設定しています。

 私の写真の ウデは "素人" の文字に "ど" がつくほどで、しかも世界中を旅したなどというには程遠い状況ですが、個人の ホームページ (HP) として自分で撮ったものに限定するようにし、例外的な数枚の写真以外は 全て私自身が旅行時などに撮ったものを使っています。 そのため、写されている地域に偏りもあって、例えば "ナポリ民謡に ヴェネチアの写真" など、その土地の人などには眉をひそめられるような、多分に無理がある、あるいは人により違和感を感じられそうな例も少なくないことをお許しください。

 なお、それらは ほとんどが DV、すなわち デジタル・ビデオ で撮った 動画から静止画に取り込んだものです。 2012年時点では 2万円台で買った ハイビジョンで動画も撮れる デジカメで撮って、それらも載せていますが、多くはそれ以前に撮ったもので、一部には古い DVで撮った、画素数が 約30万画素などという低画質の写真もあります。

 ビデオでは 1秒間に 30枚撮れる動画の中から ひとコマ単位で最適な静止画を取り込むことができる点にあるので、今後とも当サイトの写真は ビデオで撮ったもの中心ということになりましょう。

       

プリントアウト

 最近の MIDIソフト は、MIDIソフト によりますが、曲タイトル、表情記号、歌詞なども書き込んで プリントアウトすれば 印刷譜 として実演にも使えるという レベルになってきたと言って良いと思います。 ...したがって、同じ MIDIソフトを持っている者同士の間でその データを メール添付などで やりとりすることによって、楽譜の配布なども可能です。

 ただ当サイトでも乗せている、ネット上で一般に互換性のある MIDIデータ (.mid) には表情記号などが含まれないなど、そして 例えば 4分音符が 8分音符に "音化け" するなどのことが ままありますが、それらは多少手をかけて補足すれば使えると思います。 読みやすいように MIDIソフト上で手直ししてお使いください。

 ただ マンドリンの トレモロ譜 は 32分音符などの羅列であるため、そのままでも読めないこともありませんが、実演に使う楽譜にするには手間が相当かかってしまいます。 またそれ以外でも例えば ソフトに 64分音符がないために曲全体あるいは特定の小節だけ倍の音符を使って テンポも倍にしているなどという "芸当" をしているものもあり、手直しも可能ですが、それは大変だと思ってください。

 さらには フェルマータ (適当に音を伸ばす) が多用されている サラサーテの 「ツィゴイネルワイゼン」 などにいたっては、トレモロを乱さないために小節の区切りなども無視した入力の仕方をしています。 ...まさか私の データを印刷譜にして 「ツィゴイネルワイゼン」 を奏こうとされる方はおられないでしょうが (^_^)、...。

 ...ともあれ、当サイト上の MIDIデータも、(上記の著作権に関連しますが) 個人で楽しんでいただく目的にお使いになる場合には、もちろん プリントアウトして演奏を楽しんでいただいて構いませんし、私にとってもそういう使い方をしていただけるのは嬉しいことです。

       

著 作 権

 一口に作曲者や 編曲者、演奏者など 著作権者の没後 70年 (2018.12.29.までは 50年だった)を経た曲や演奏以外は、非商用でも 法的な手続きなしでは不特定多数の人々に配布するなどできないという 法的制約があります。

 日本の マンドリンの曲には良いものがたくさんあって、私もいろいろ入力してはいるのですが、そういう分けで 最近の日本の作曲家 (服部正、中野二郎、小池正夫、他) の曲や 最近の ポピュラーな曲などの多くはここに載せることができません。 結局掲載できるのは、硬いと言われがちな クラシックな曲に限定されることとなっています。

 なお、私の サイト上で Uploadしてあります曲、写真、解説文などは、個人の非商用のご使用であれば特に私にお断りいただく (許諾を得ていただく) 必要はありません。 ご自由にご自分の HP、ブログ、YouTube等 の BGM に 出展を明らかにせずに (私の名前などを出さずに)お使いいただいて結構ですし、当サイトの MIDIデータに手を加えられた場合など ご自分の名前で載せていただいても構いません。

 それから、アドバイスとしてひと言。 ...HPや YouTubeなどの投稿動画の BGMとしてお使いになる場合、その BGMが実演奏の録音と誤認され、著作隣接権侵害と判断される ケースがあるようで、それを避けたいという方には、例えば 「BGMは Ikemy氏作成の MIDI (の MP3録音)」 などと 曲演奏の出展を明らかにしておかれると良いと思います。

 なお この頁もそうですが、曲毎のページの最下段に Copyright (著作権) の表示をしてあります。 これは (年月日表示は日本方式ですが) 国際的な記述方法だそうで、「(C)」 とは本来 "○" の中に "C" と書く "Copyright" の略記号で、その右の日付は 初回 Upload日、そして ハイフンの右の日付は Updateした曲の 最新 Update日です。

       


私の MIDI歴   私 の 作 業   私 の 心がけ  
写 譜   写 真   プリントアウト   著 作 権

★ Copyright (C) 1996.9.5. - 2021.4.1. : Ikemy (Japan) : All Rights Reserved ★