パッヘルベル の カノン (パッヘルベル作曲)
Kanon (Pachelbel)
(ストリングス 1,2,3 と チェンバロ、4'25"、MP3 : 4.0MB)
(写真は ベルギー: ブリュッセルの市街等 <スライドショー>)
ヨハン・パッヘルベル (1653 - 1706) による、「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンと ジグ ニ長調」 の前半部分で、通称 「パッヘルベルの カノン」 と呼ばれ、様々に編曲され演奏されています。 また近年の "アダージョ・ブーム" の影響もあって、現在でも 「アルビノーニの アダージョ」 などとともに何十種類もの CD が出ています。"カノン" とは 日本語で "追復曲" と訳されるように、ひとつの先行する パート(声部) の旋律を他の パートが一定の間隔をもって追随する形式で、この曲は 通奏低音の他、3パートで構成されています。 ニ長調、4分の4拍子。 2小節ごとに繰り返す 通奏低音(チェンバロ) を土台に、第1ヴァイオリンの旋律を 第2、第3ヴァイオリンが 2小節づつの遅れで 追いかけますが、対位法 (独立した旋律で和音を構成していく方法) の技巧により、終始穏やかな雰囲気の中で絶妙な ハーモニーを醸し出しています。 余談で当たり前のことですが、各パートが厳格に追随して行くこの曲の MIDI入力は、1つのパートを入力した後、他の パートを 2小節づつずらして切り貼りしていけば出来上がるので、思いのほか楽なものでした (^.^)。