軍隊ポロネーズ <ポロネーズ 作品 40-1> (ショパン作曲)
Polonaise op.40-1 (Chopin)
(ピアノ、3'23"、MP3 : 3.1MB)
(写真は ベルギー: ブリュージュ市庁舎)
ポーランド生まれの フレデリック・ショパン (1810-1849) が 1837年に作った、ポーランド発祥の舞曲で、「英雄ポロネーズ」 などとともによく知られた、力強く壮麗ともいえる曲。イ長調、4分の3拍子。 3部形式 の曲で、イ長調の A (a,a,b,a)、中間部 ニ長調 の B (c,c,d,c)、そして イ長調の A' (a,b,a) に戻ります (ここでは オリジナルの楽譜から A,B 各々の後半部分の繰り返しを省いており、別にそれら繰り返しのある 原典版 も用意してあります)。 A の部分では力強く意志の固さのようなものが伺えますが、B の部分では やや力を抜いて穏やかな音型で始まる (c) ものの、それが オクターヴ高くなって、力強いまま高音へ駆け上るなど、全体として激しい雰囲気が支配しています。...余談ですが、ショパンの肖像には、優男といった貴公子のような肖像画あり、一方で逃亡犯か (!?) とも思われそうな写真あり、で、一体 本当の姿はどうなのかと思いますが、この曲の印象などからすると、同じ サロンに出入りしていた親友の ドラクロワの描いた、革命家のような風貌が垣間見られるような肖像画に やはりそうかと思わせるものがあるように思います。