Praludium mit Fuge

ドイツ : リューデスハイムにて
 

フーガ付き プレリュード  (バッハ作曲)

Praludium mit Fuge  (Bach)

(ギター・ソロ、6'05"、MP3 : 5.6MB)
(写真は ドイツ : リューデスハイムにて)

 "フーガ" は "遁走曲" と訳されるように、ひとつの主題を変形して繰り返しながら声部毎に追いかけあっていく楽曲形式のことで、同時に進行できる音が多い合奏などとは異なり、1本の ギターだけで フーガを展開するには制約が多いものの、それだけに面白さもあると言えると思います。
 
 この曲でも、フーガの部分に入ると (この演奏で 2'29" から) "始まったな" という期待感と、進行していくうちに満ちてくる "高揚感" といったものがあって、"さすが バッハの フーガ" を感じさせるものがあると思います。
 
 原曲は変ホ長調の 「リュート または チェンバロのための プレリュード (前奏曲)」 だそうですが、ここでは ギターが ニ長調で演奏しています。 前半は 8分の12拍子。 ゆるやかな下降音型で始まりますが しっかりとした足取りのもので、後半の フーガ (2'29" 〜) は 4分の4拍子。 低音にも表れる主題に支えられ 活力をもって展開して行きます。
 
 なお 当サイトには、同じ バッハの 「リュートのための フーガ」、平均律クラヴィーア曲集 冒頭の 前奏曲と フーガ、有名な「トッカータと フーガ」 他も Upしてありますので、お聴きください。