歌劇 「椿姫」より 「プロヴァンスの海と土地を」 (ヴェルディ作曲)
"Di Provenza il Mar, il Suol" from "La Traviata" (Verdi)
(マンドリン・アンサンブル (Mandoln1.2,Mandola,Mandocello,Guitar)、3'17"、MP3 : 3.0MB)
(写真は ギリシャ: ミコノス島にて)
椿姫: ヴィオレッタに心を奪われた アルフレードに、父: ジョルジョ・ジェルモンが 「故郷の プロバンスを思い起こして帰ってきておくれ」 と切々と歌うこの歌は、じーんと涙を誘う (オーバーに言えば 涙なくして聴けない) 名歌で、「私のお父さん」 などとともに、私の最も好きな アリアのひとつです。ニ長調 (原曲は変ニ長調)、4分の4拍子。 バリトンで歌われるため、ここでも低音の マンドラ で始まるようにしています。
< 歌詞邦訳 >プロヴァンスの海と土地を誰がお前の心から奪い去ったのかね。 ああ、悲しみの中で思い出しておくれ。 そこではお前に喜びが輝いていたことを。 そしてそこだけがお前の上に平和をもう一度輝かすことができるのだということを。 ああ、お前の年老いた父親がどれほど苦しんだか、お前は知らないのだ。 お前が家を離れてから家は悲しみに閉ざされてしまった。 しかしとうとうお前にもまた会えたのだし、私の望みも無駄にならなかったのだし、神様は私の願いを聞き入れてくださったのだ。