序 曲 「レ ナ ー タ」 (ラヴィトラーノ作曲)
Overture "Renata" (Lavitrano)
(マンドリン・アンサンブル、8'59"、MP3 : 8.2MB)
(写真は ギリシャ : エーゲ海 : サントリーニ島 <スライドショー>)
中間部の、穏やかで甘美な メロディーが印象的かつ魅力的なこともあって、多くの マンドリニストに愛され、演奏会などで最も多く取り上げられる曲のひとつです。 なお "レナータ" とは 16世紀に生きた、ルイ12世の王女の名前と聞いていますが、この中間部の印象からすれば、彼女は 立ち居振る舞いも含めて 多くの人から憧れられた絶世の美人だったのではないでしょうか (?)。ハ長調、4分の4拍子の アレグロ・ヴィヴァーチェ で、海の嵐といった波瀾の様相で始まり、それが静まると、一転して マンドリンならではの甘美な "ロマンス・アンダンティーノ" と記された 4分の3拍子の上記の中間部に入ります。そして再び アレグロ の激しい様相に戻ります。 なお、楽譜に記されている テンポは、冒頭で 164、中間部の 4分の3拍子の所で 64 ですが、ここでは各々 168、68 と、やや早めに奏いています。
この曲は当サイトを オープンした 1996年9月5日の 初回掲載曲 の トップに Upした曲ですが、その時以来、マンドリンを ストリングスで代用して演奏 していたものを、本来の マンドリンの トレモロの演奏に作り替えたものです (2014.7.5.記)。なお ラヴィトラーノ の作品では、「ローラ」 および 「雪」 も Up してありますので、そちらもお聴きください。