ナポリに生まれ、パリで活躍した カルーリ (1770-1841) の作で、低音は全て開放弦が使われており、初心者でも十分に奏ける易しい曲で、愛着のもてるいい曲です。ニ長調、8分の6拍子。 A, B, A, C, C', A, B, A' と進む ロンド形式 で、明るく楽しげで、ロンド (輪舞) の素朴な舞踏といった感じが良く出ている曲だと思います。 ベートーヴェンの ヴァイオリン協奏曲の 第3楽章が やはり ニ長調の ロンドで、印象としてはそれと似た感もありますね。なお楽譜には "Poco Allegretto" とあるだけで、曲の途中での テンポの指定がないので、私の感じで設定しています。 ロンド2 も同時に Upしましたので、そちらもお聴きください。