わずか 2分の間に主題と 3つの変奏がある曲で、変化に富む、味わいがある曲だと思います。
ニ短調、4分の2拍子、
アンダンティーノ。 素朴な感じもする重い印象の主題の後、心が乱れながら億劫な足取りで歩き始めるといった第1変奏、哀しく突っ走る印象の
3連音 の第2変奏、そして上昇音型で打開を目指すかのような印象の第3変奏、と続きます。
なお作者の アンドレイ・オシボヴィチ・シクラという人は ロシアの ギタリストのようですが、"ロシアの主題" が ロシア民謡なのか、ただ "ロシア風" というのか、など、不明です。