故 郷 の 人 々 (フォスター作曲)
Old Folks at Home (Foster)
(マンドリン・アンサンブル (Mandoln1.2,Mandola,Guitar)、2'39"、MP3 : 2.4MB)
(写真は ニューヨーク : セントラル・パークにて)
A. Way down upon the Swanee ribber, Far far away, Dere's wha my hert is turning ebber, Dere's wha de old folks stay,
All up and down de whole creation, Sadly I roam, Still longing for de old plantation, And for de old folks at home.
B. All de world am sad and dreary, Ebry where I roam, Oh darkeys how my heart grows weary, Far from de folks at home.
C. All round de little farm I wander'd, When I was young, Den many happy days squander'd, Many de songs I sung,
When I was playng wid my brudder, Happy was I, Oh ! take me to my kind old mudder, Dere let me live and die.
B. ( Repeat )
「懐かしき ケンタッキーの 我が家」 と同様、しみじみと故郷そして故郷の人々を思う哀愁に満ちた曲で、若い頃 「は〜るかなる スワニー川、...」 と、よく歌ったとか ハーモニカで吹いた、などという方も少なくないのではないでしょうか。「スワニー川」 の曲名でも親しまれているこの曲は、フォスター (1826-1864) の 1851年の作品ですが、黒人訛りを使ったこの作品に自信がなかった彼がこの曲を売ってしまったために、彼の作として公認されたのは死後の 1873年だったそうです。また この歌は スワニー川の流れている フロリダ州の州歌になっているそうですが、フォスター自身 フロリダ州には行ったことがなく、"スワニー川" は兄の モスリンが地図の中から探し、フォスターが気に入って取り入れたものだそうです。4分の4拍子で、この編曲は ニ長調。 前奏なしで マンドリンの メロディーで始まりますが、歌詞の C の所では マンドラ が メロディーを奏いています。なお私は、上記の 「懐かしきケンタッキーの我が家」 の他、 「夢見る人」 などの歌も入った ロジェー・ワーグナー合唱団の フォスターの歌曲集の モノーラル・レコードと、それを買いなおした ほぼ同じ内容の CDを持っていますが、アメリカならではの情感にあふれた合唱だと思います。