弦楽セレナード 第2楽章 ワルツ (チャイコフスキー作曲)
Serenade for String Orchestra 2 (Tchaikovsky)
(弦楽合奏、3'52"、MP3 : 3.6MB)
(写真は ベルギー・アントワープ : 市立公園)
1882 (日本では 明治15) 年に初演された際には大成功を収めた 「弦楽のためのセレナード」 の第2楽章。 激しく厳しい序奏をもった第1楽章 (サンプル演奏:「入魂の一曲」) に続く、優雅で上品な ワルツです。4分の3拍子、ト長調、モデラート。 楽譜には 「甘美に、かつきわめて優雅に (ドルチェ・エ・モルト・グラチオーソ)」 と書かれていて、レコードや CD の解説には、大抵 「スラヴの血が流れている作曲家の作品とは考えられない、ヨハン・シュトラウスばりの ワルツ」 などと書かれているように、洗練された風格の ワルツとなっています。 それには管楽器が入らない弦楽だけの合奏である点も、軽やかで すっきりとした感じを引き立てているようにも思われます。