憂愁感のある"緩"、熱気をもった"急" など、緩急が交互する曲で、ロシアならではの感じに溢れています。 2台の ギターが息を合わせて奏ききるのは必ずしも容易ではありませんが、それだけに面白く、ギター奏き同士で挑戦したくなる曲だと思います。イ短調、4分の2拍子で、ハンガリーの民俗舞曲に端を発する チャルダッシュ形式。 高音の甘いようなゆっくりとした旋律に始まり、やがて軽快に走りだしたと思ったら みるみる速度を速め、元の旋律に戻ったと思ったら今度は うら悲しさ あるいは 寂しさといったものをかみしめ、そして再び気を取り直すように次第に熱く走って最初に戻り、速度を高めたところで コーダ (エンディング) へ入ります。